格闘技

これまでパソコンに向かって少しずつ日記やメールマガジンを書いていたけど、
メモ帳(パソコンのじゃなく)に少しずつ想いついたことを書き綴っています。


すごく苦しいことやショックなことも多いけど、
まだ立ち直って次に進んでいこうと思える力はあるようです。


それは力をくれる人がいるからだと思う。

この間テレビでボクシングを見た。格闘技が好きだから。

もともと亀田兄弟というのはすごく嫌いだった。
「かませ犬としか試合をしない」「若いのに態度が大きい」と言われていると
何かで見たけれど、そんなことは別にどうでもいいし、
態度が大きいことは悪いことでもなんでもないと思う。
ただダジャレのようなパフォーマンス(なんか嫌味な言い方)はつまらないと思うしセンスがないと思う。
言葉も使い古されたプロレスのヒールのようで格好悪いと思う。
嫌いというのはただの個人の好き嫌いの問題。それを日記で書いても仕方ないけれど。


でもあの試合は面白かった。
試合途中から亀田が勝てばいいと想って見ていた。


1Rダウンを取られて、その後も決定打がなく相手も倒せなかった。
12R終了時には解説の畑山も明らかに「負ける亀田へのフォロー」として
「亀田もよくやりましたよ、相手を倒せなかったけれど、でもここまで持ちこたえたことで
 亀田の本当の強さを僕は知りました」というようなことを言っていた。


ジャッジ1人目、「赤、ランダエダ!」で「あぁ……」と思った。だけど2人目で「青、亀田!」と叫んだときは
「おぉ!!」と声が出た。これで判らなくなった!と。

3人目。「WBA世界ライトフライ級新チャンピオンは……、2対1で……!」とリングアナが叫んだ瞬間。
本当に格闘技はこの瞬間が最高に面白いと思う。

「ナニワの剛拳!」と言った瞬間は本当に嬉しかったし楽しかった。
これがあるから格闘技はやめられない。


ダウン1回取られたからといって、ポイントはその回は差がつくだろうけど、
それで試合自体が左右するほどの致命的な要因にはならないと思う。

マチュアでは一発のクリーンヒットも一度のダウンも価値は同じだと聞いているし。

この試合でも不利かなとは思ったけれど、無理がある判定だとは感じなかった。
プロレスでは(比較にはならないけど)相手にスリーパーホールドをかけているのに
いきなりゴングが鳴ってスリーパーをかけられていた方が勝ち、なんて凄いのもあるしそれに比べれば。


この判定よりも「この試合は何だ」とTBSに苦情の電話をかける人の方が不思議ですね。


本当に格闘技は素晴らしいと感じた試合だった。